東雲は「罠」の黒幕にたどり着いたものの、香織は小野を選んだと疑わない。一方の香織は、東雲と冬木の妻・沙織との関係がすでに切れていることを知り、東雲への想いを再認識するが、東雲の気持ちが分からないまま。すれ違う二人だが、後輩の礼子の計らいで、最初に香織と東雲が共に仕事をした青木邸の完成視察に二人きりで向かうことになる。そこで交わす会話はお互いを思いやるあたたかいものだった。しかし、気持ちが通じ合うことはなく…。後日、東雲と冬木はお互いの誤解を解き、謝罪しあう。さらに東雲はある決意を持って「部長のお力を貸して頂きたいことがひとつだけあります」と言い出して――!? 想いあっているのに、交わらない二人のもどかしい恋愛模様の行方は?