加藤千夏が仕掛けた罠は、確実に香織にダメージを与えていた。と同時に、デザイナーの小野から明かされた様々な真実は香織を愕然とさせる。小野は改めて香織に想いを告げ、「デザインコンペで最優秀賞を獲ったら、俺との事を考えて欲しい」と言うが、香織は困惑するばかり。もちろん東雲への想いも封印できずにいた。そんな時、部下の礼子から東雲と冬木の妻・沙織の関係は6年も前に終わっていることを知らされて胸を熱くする香織。一方、東雲は小野と酒を酌み交わしながら過去の非礼を詫び、香織への思いを宣言する。「罠」の黒幕が明かされ、大人の恋のもつれた糸が解け始める第6巻!