渡来人は、古代日本をどう変えたか。
古墳時代、日本列島に多くの渡来人がやってきた。
彼らがもたらした知識・技術なくして古代日本の発展はなかったが、詳細や実像はわからないことが多い。
渡来人はどこから、何のために渡海してきたのか。そして、どのような活動をしたのか。
ヤマト政権に大きな影響を与えた渡来5氏族(秦氏、漢氏、高麗氏、多遅摩氏、百済王氏)を、
神社を軸に読み解いていく。その過程で、正史『日本書紀』にはない“抹殺された”歴史が浮かび上がる。
著者いわく――乙巳の変も大化改新も仕組まれていた。中臣鎌足を始祖とする藤原氏は渡来系氏族であり、
王家(天皇家)の入れ替わりに関与した――。その推理は興味深く、かつスリリング!
(以下、目次)
第一章 秦氏と伏見稲荷
└稲荷信仰は秦氏が始めた/九州の秦王国/初期の秦氏を支えた葛城氏/秦河勝の生誕説話/謎を解く鍵は多氏……ほか
第二章 漢氏と於美阿志神社、清水寺
└漢氏と文氏/「蘇我氏悪人説」の最新研究/崇峻天皇暗殺事件は濡れ衣か/蝦夷征討と藤原不比等の仕掛け……ほか
第三章 高麗氏と高麗神社
└日本人はどこから来たのか/高句麗系渡来人の優遇/百済王氏と、橘奈良麻呂の変/藤原仲麻呂が用意した“踏み絵”……ほか
第四章 多遅摩氏と出石神社
└神格化された渡来人・アメノヒボコ/王家の入れ替わりはあったのか/天孫降臨神話の真相/タバナは丹波か……ほか
第五章 百済王氏と談山神社
└談山神社に藤原不比等の墓がある!?/『日本書紀』の“?”と『古事記』/日本に融合した渡来人、日本を破壊した渡来人……ほか
