ピアノ教室の送り迎えは、大好きな叔父の綺麗な手を握りしめる口実ができる日だった。 少なくともその時だけは、叔父は私のものだった。 叔父は――私の母と不倫をしていた。 知らない女とくっついて、逃げるように東京に行った叔父。 私をおかしくして去っていった叔父。 彼は、またこの家に帰ってきた……。詳細