「今田達也」には、学校の中でも一軍と呼ばれるギャル集団の一人「紺野めぐみ」という幼馴染がいた。達也はめぐみのことがずっと好きだったのだが、素直になれず、めぐみにも親友の「西沢せいじ」にもそのことを告げられずにいた。そんな時、せいじは言った。「お前がなんとも思ってないなら、俺が紺野と付き合ってもいいってことだよな」最近になって垢抜けためぐみに魅力を感じたのか、急に告白をするというせいじ。せいじを止めることもできず、めぐみへの恋心を告げることもできないまま時は経ち、達也はせいじの告白の現場に偶然遭遇してしまうのだった。「たっちゃんはうちがせいじと付き合っても平気なの?」「平気っていうか、そういうのは本人同士が決めることだろ?」達也の突き放すような言動に、悲しそうな顔をしながらめぐみはその場から去っていく・・・。翌日、達也にせいじから電話があった。「お前のおかげでさ、オッケーもらえたんだよ!」44ページ
