公爵家の次女として生まれたミュリエラは、三歳のとき森で迷子になり、十歳まで“傭兵団のちび姫”として生きてきた。発見され、親元に戻ったミュリエラを待っていたのは、王太子から姉へのプレゼントすら奪い取るという不名誉な立場。家では一方的に物を与えられるも、学院では陰口を叩かれるという冷遇ポジションに……。でも“欲しがりの妹”はへこたれません! 鹿の角を振り回し、今日も元気に婚約者の筋肉を愛します!大好きな婚約者の、超大好きな筋肉以外、全部捨てて、わたしはわたしだけが欲しいものを手に入れます!これは、欲しがりの妹(ピンク髪ヒロイン)が本当に欲しいもの(筋肉)を求めて幸せになる物語。

