“N響”ことNHK交響楽団で長年ヴァイオリニストとして活躍してきた著者が教える、知られざるオーケストラの世界。一流の「オケマン」たちの破天荒な生態や、歴史上の音楽家たちの人間くさすぎる一面など、クラシック音楽のイメージが180度変わること間違いなし。
「N響の団員も、月給で働く会社員」
「子どもレベルのイタズラを仕掛けてニヤニヤするオケマン」
「指揮者よりもコンマス次第で演奏が決まる?」
「モーツァルトがある人たちに“嫌がらせ”をした曲」
など…軽妙な語り口と丁寧な注釈で、音楽初心者でも楽しくスイスイ読めます。
藝大附属の音楽高校ではなんと最下位合格だったという著者。そこから夢を掴むまでのドラマにも注目です。未来の音楽家を目指す若者にとっての参考にもなるはず。
読めば今すぐ演奏会へ行きたくなること間違いなしの一冊です。
