むかしむかし――「白雪姫」と「継母」をそれぞれの祖に持つ一族が治める、とても平和な国がありました。しかし、その幸福は長くは続きません。悪しき心に支配されたお妃さまの暴走により、国は一夜にして崩壊。生き延びるため、姫に勧められるまま毒リンゴを口にした「白雪王」は深い眠りに落ち、小舟に揺られ流れ着いた先で目覚めると…。――そこは、性欲を持て余した「童貞」小人たちが暮らす孤島でした。しかも毒リンゴの副作用で、王の身体は若返り美貌も取り戻していて…?王様を待ち受けるのは、新たなる試練か、それとも淫悦の楽園か。運命に翻弄される白雪王の受難が、今、幕を開けるのでした――。
