友人にそそのかされ、ひとりかくれんぼをしてしまった主人公・日葵(ひまり)碌にルールを守っていないただの悪ふざけのはずが、儀式に使ったぬいぐるみが動き出してしまう。ぬいぐるみに見つかってしまった日葵は殺されそうになるが、突如現れた謎の男の幽霊に助けられ窮地を脱する。「かわいい女の子の危機を見過ごせなかった」と幽霊が語る一方、日葵はぬいぐるみから溢れた黒い血が男の身体に戻っていく瞬間を見逃さなかった。「君は僕に命を助けられたんだ、お礼をするのが筋ってものだよね?」「――違う。このぬいぐるみを動かしていたのは、アンタでしょ」嘘を見抜いたせいで日葵は男に気に入られてしまう。興奮した男に犯されてもなお抵抗をやめない日葵。しかし抵抗すればするほど男の執着は増していく。「君、それわざと? そんなこと言ったら虐められちゃうって分かってるよねぇ……っ!」「決めた。君を僕の花嫁にしよう!」強情な日葵はそれでも抵抗を続けるが――「本当はこうされたかったんだろ?」「抵抗をねじ伏せられて、逃げようとしても捕まって、めちゃくちゃにイかされて」「――強い雄に負かされたかったんだよね?」※本作は隔離カイリ、九めいの個人誌作品の電子書籍版となります。【25ページ】
