ラエルの元婚約者らが起こした問題は万事解決し、無事結婚したラエルとアレゼル。 結婚後もアレゼルの執着はおさまることを知らず、あっという間に１年の月日がたった。 その頃、隣国オルギリオンに、百年ぶりの聖女が降臨した。 『聖女を祝う夜会』の招待状を受け取ったラエルとアレゼルは、夫婦そろって初めての遠出をすることに。 ラエルとの旅行気分でご機嫌なアレゼルだったはずが、オルギリオンに到着してからというものアレゼルとすれ違いの日々になってしまう。 アレゼルは旧友との交流を楽しんでいるのだとばかり思っていたラエルだが、実は毎日聖女と会っていると聞かされたラエルは――。 『愛が重めの王太子からは逃げられない～地味令嬢が美貌の王太子に執着される理由～（４）』には「第一章　フォルクレド王国編　可惜身命」（後半）～「第二章　隣国オルギリオン編　周章狼狽（アレゼル）」（前半）までを収録

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