死に戻ったローレルは魔導書の写本師として日々の仕事に励むかたわら、前の世では早くに亡くなった上司のテネル(第二王子)の死を回避するための方法を探していた。そんな中、急に国王から希少な魔導書の写本を指名依頼された。ただ、失敗した場合、魔導書の写本師を辞めなければいけないという条件だった。悩んだローレルは、テネルを助けるために夫のセリウスの力を借りることに。
セリウスは前の人生とは違い、ローレルへの協力に積極的であった。そんな彼の姿にローレルの想いは揺れる。
果たしてローレルはテネルの死を回避し、魔導書の写本師を続けられるのか。
二度目の人生では自由に生きようと決めた気弱な侯爵夫人と、そんな彼女に捨てられて猛反省した夫が繰り広げるビブリオロマンスファンタジー第二巻。

