慎司の不可思議な能力を目の当たりにし、心の奥底に秘めていた自身の過去を正確に言い当てられた高坂。慎司は自身の力を使い、行方不明になった少年――望月大輔の事故の真実を見たと告げる。――川崎ナンバーの赤いポルシェ、アディダスのスニーカーと赤いパーカーを着た二人組の男。その男たちが、嵐の夜、冠水した道路のマンホールを不用意に開けたせいで、望月大輔は死んだというのだ。にわかには信じがたい情報だったが、自らの身をもって慎司の力を目のあたりにした今、高坂はその情報を嘘だと断じることもできなくなっていた。高坂と慎司は犯人たちを捜すべく、車を走らせる。やがてふたりは犯人たちの手がかりを見つけ、彼らと相対することとなる。慎司の能力が犯人たちを追い詰めていくのだが――…。

