アザゼルに連れ去られ、当初は逃げる隙をうかがっていたイザベラ。 しかし、そんな彼女にアザゼルが与えたのは、沢山のドレスと「聖女を捨てろ」という命令だった。 奴隷のような扱いに慣れきっていたイザベラは、その不器用な優しさに戸惑い、自らの存在意義を見失ってしまう。葛藤の末、嵐の中へ飛び出したイザベラだったが、必死に追ってきたアザゼルと従者イアンに引き止められ、「ここにいてもいい」――そう肯定された彼女は、初めて自らの意思で『彼の隣にいたい』と願うようになるのだった。そこから始まったのは、イザベラにとって初めて尽くしの穏やかな日々。 しかし、アザゼルの妹弟子・ロココと師匠のアレイスターが現れたことで、イザベラの心はざわめき始める。 親しげな彼らの姿に、胸の奥で芽生えた温かくも切ない「変化」とは――。俺様魔王と幸せを知らない聖女の、不器用な恋の物語。第2巻!

