あらすじその身に秘めるのは、人の欲望を叶える力と罪悪感。あきが贈る「石」と「幻想」の物語。 終わりなき願いを終わらせる石――「彼岸の石」。その石を体に持つ男・露華は、願いを抱える人々の前に現れては、石を砕いてそれを叶えていく。己自身が本当に何を求めているのかも知らぬまま、カラスと共に宛もなく旅をしていく。ある街で芝居一座に身をおく男・楠成と出会う。彼もまた悩みを抱えており…。