正妃だったアマリリスの人生が転落したのは、何がきっかけだったのか。そもそもこの国の王太子、ルーカスと惹かれ合い、結婚したことが間違いか。最初こそ幸せな日々だったが、ルーカスはやがて他の男爵令嬢を愛し側妃として迎え、政略結婚したアマリリスを冷遇し、憎しみの目を向けるようになった。誰にも愛されず心が壊れてしまい、ついに死を選んだ主人公。目が覚めると何故か、幼い頃の自分に戻っていた。裕福で皆に愛されていたあの頃。これから同じ事を繰り返すのは嫌だと絶望しすぐに死を決意するが、回帰前では主人公から離れていったはずの従者が死なせてくれない。死に戻り令嬢が、二度目の人生で溺れるほどに愛され、自分を取り戻す物語。

