新條涼は小夜の中学時代の担任の先生。佐代が住まわせてもらっている涼の家に、涼の兄・清が現れた。
普段はカメラマンで全国を飛び回っていてほとんど家に寄りつかない清。意味深な発言を繰り返す清に困惑する涼と小夜。だが清は父の愛人の子である澪――小夜にとっては父の再婚相手で義理の母――の話をしたいだけだった。
小夜にとって心のよりどころだった澪は清にとっても特別な存在だったのだ。澪が死んだ事故が自分のせいだと思っていた小夜は涼や清と澪について話すことで心の重荷から解き放たれることを感じる。
そうして少しずつ幸せを感じることが増えてきた小夜だったが、そんな小夜を探す実母の姿が――。先生×女子高生の、センチメンタル救済ラブストーリー!
※分冊版7~9収録

