あらすじ主人公、山口可菜子は死の淵に瀕した夫の手術代を稼ぐために、親しい友人の代理母を引き受けた。受精卵を子宮に着床させる処置が成功し無事妊娠。だが月が進むにつれ、嫉妬深い友人の干渉や、胎児に対して芽生える愛情、手術のために海外で入院している夫と連絡が取れないなど、様々な出来事が可菜子を悩ませる。出産の日、そこで可菜子はふたつの驚くべき真実を知らされる。ひとつは夫の死、もうひとつ、可菜子の体内に宿っていたのは……。