あらすじ「人間はクズだ、俺もお前も例外なく。俺の家族は火事で死んだ。群がった野次馬が邪魔で救急も消防も間に合わなかった。俺だけ残してみんな死んだんだ」そういった父に殺されかけたことがある恭一。彼は児相に保護され、真っ当な人間になろうと、虐待されて育った過去を隠して生きてきた。そんな彼だったが、ある時SNSで出会った少女の「心の傷がふさがらない」という呟きに惹かれ、DMでやり取りをするようになる。