『タモリ倶楽部』『ボキャブラ天国』『アド街』『イカ天』『夜もヒッパレ』『どっちの料理ショー』……
すべてを企画した伝説の演出家にして、
テレビ制作会社「ハウフルス」創業者の菅原正豊が初めて明かす、照れと美学の演出術。
「僕の話に興味ある人なんているの?ホッホホ」
本書の特徴
・『タモリ倶楽部』『ボキャブラ天国』など数々の大ヒット番組を企画しながら、
これまで取材を拒んできた「伝説の裏方」が、初めて番組の裏側と哲学を語る
・伝説の歌番組『メリー・クリスマス・ショー』など、知られざる秘話が満載!
・巻末に、評論家・山田五郎さんとの対談を掲載!
《菅原自身は「僕なんて時代遅れの人間だよ」などと言う。しかし、その遊びに満ちた企画力と演出術は、
マーケティングがはびこった、いまの時代こそ、そのカウンターとして求められているのではないか。
それは決してテレビの世界の話だけではなく、ものづくりや企画を考える際に大きなヒントになるに違いない。
その「遊びの真髄」に迫ってみたい。
そして掴もうとしてもなかなか掴めないスガワラの“正体”を知りたい。
そんな本を書きたいと切り出すと菅原さんは、
「今さら僕の話に興味がある人なんているんですかね?」
と言って「ホッホホ」と微笑みながら、照れくさそうに話し出した。
本書は、そんな照れ屋・菅原正豊の語りおろしに、補足を加えた上、菅原をよく知る関係者の証言を交え、
照れの中に隠された菅原正豊の実像と頭の中を探ったものである。》「まえがき」(戸部田誠)より