あらすじフリーライター・神木トオルは22歳の誕生日に 偶然出会った占い師の婆さんから “名刺を100枚作り、1枚を手もとに残し99枚を配れ”と告げられる。 時が過ぎ―――――― 神木が45歳の誕生日を迎えた日に あの占い師が再び目の前に現れ、 「お前は欲望の取次人なんだ!!」と言い残してまた消えた……… 「誰、あのお婆さん?」目撃していた元カノ・レイコと十数年ぶりの再会。 レイコの手には、あの名刺………… 神木が配った99枚の名刺のうち、一枚が握られていた。