あらすじ【無料お試し版!!】岸辺志乃、高校生。17歳。両親が死んで、半年前に唯一の肉親だった兄も死にました。そんな私は「兄の嫁」である“希さん”と暮らしています。『他人だけど家族』──。そんな二人を描く、不可思議で、不器用で、そして少しだけ幸せに気付く、日常センシティブストーリー第1巻。※2024年12月6日~2025年1月2日の無料お試し版です。
オリーブさん通報5.0喪失感に向き合うことって。自分にとっての大切なヒトを亡くすということは、どんな人の人生の中でも必ず何度かは遭遇することで、そのことを達観したモノローグで呟くように始まるこの漫画のスタンスに、最初からぐっと惹きこまれた。誰にでも必ず訪れて、必ず体験することではあるけれど、そのことに向き合う気持ちは、1000人いたら1000の違う想いがある。この漫画で丁寧に描かれている残された人々の日々の生活の根源には、ずっと喪失感が漂っている。時々、その喪失感がふっと表に出てくるところも実にリアルで、胸がギュッとする。涙が溢れる。大切なヒトを亡くしたという喪失感と寂しさと悲しさと虚しさとetcetc・・・、志乃ちゃんと希さんが、どう向き合っていくのだろうかと、折り合いをつけられるのだろうかと、同じ想いを体験している万人の中での、たった二人の想いを、見届けさせてくれるために描かれたお話だと感じている。2024/12/07いいね
まゆまろ通報5.0綺麗だけどドロドロ共依存って最高ですねの一言に尽きるかなと。家族だけど他人。他人だけど家族。二人とも乗り越えられない死があって、お互いに乗り越えてほしくない、抜け出してほしくない依存関係がドロドロしてて素敵です。2020/09/30いいね