あらすじ人妻に忍び寄る甘美な誘惑。対価をはらえば、誰でも性的なサービスが受けられる。真野胡桃は大学図書館で司書として働いている。結婚して5年。総合商社勤めの夫のおかげで、なに不自由なく暮らしているが、もう1年近く、夫に抱かれていない。「またほったらかしにされてるの?」「最近は、『女性用風俗』っていうのがあるのよ。普通のマッサージだと思って、気軽に行ってみたら?」同僚の言葉が、胡桃に新しい扉を開かせる。現れたセラピストは、顔見知りの学生、辻村由亜だった。