【内容紹介】
もっと、患者さんに寄り添った看護がしたい――
患者さんと家族の、日常生活を守る力になりたい――
そう考えるあなたにこそ知ってほしい、在宅看護という現場のリアル。
“在宅看護”という新しい価値観や、そこで働く在宅看護師の仕事とはどういったものなのか、看護師としてどんなやりがい・学びがある仕事なのかを、
実際に在宅看護師として働くスタッフたちのエピソードとともに紹介します。
【こんな方におすすめ】
・患者さんやご家族の暮らしを支えたい、もっと寄り添う看護がしたいと考える方
・在宅看護の世界に興味はあるけれど、未経験で踏み出せずにいる方
・看護師としてのキャリアに悩んでいる方
・在宅看護師として大切な力を知り、高めていきたいと考える方
【著者紹介】
[著]鈴木 忠(すずき・ただし)
たまふれあいグループ 代表
1990年、日本医科大学を卒業し、東京女子医科大学消化器病センター外科に入局。96年より総合病院外科医として勤務。2004年、「医師にも経営の知識が必須」であると痛感したことから、医療コンサルティング会社に就職。病院経営の支援を行う中で地域ヘルスケアクラスター構想の着想を得る。2012年、川崎市多摩区にて、たまふれあいクリニックを開業。その後、訪問看護ステーションをはじめ、介護施設や障がい者支援事業所などを設立し、構想実現に向けて活動中。
【目次抜粋】
■はじめに
それはまるで、指揮者のいないオーケストラ。
■Chapter1:利用者さんに教えられた、在宅看護師という生き方
たまふれあいグループ 看護・リハ部 部長 佐藤奈緒子
私たちの使命は「自分らしい生き方」に“バンソウ”すること
・Episode1:ごみ箱から見つかった意外な「真実」とは・・・・・・
・Episode2:「全方位」からのサポートで、再び歩けるように
・Episode3:ご家族にも伴走し、「どうすればできるか」を考える
・Episode4:寄り添うことの難しさを知った、後悔の記憶
・Episode5:エンゼルケアで、悲しみが笑顔へと変わるとき
利用者さんから学んだ、在宅看護という新しい価値観
■Chapter2:ともに泣き、笑い、悩む。在宅看護師への成長STORY
たまふれあいグループ 看護・リハ部スタッフ
・CASE1:病棟経験1年での転職。伴走する看護を目指して
――U看護師・たまふれあいクリニック3年目
・CASE2:その人らしい生活をともにつくる「伴奏者」でありたい
――S看護師・たまふれあい訪問看護ステーション4年目
・CASE3:「チーム」を強く育てる。中堅の私が考えるキャリア
――K看護師・たまふれあい訪問看護ステーション3年目
■Chapter3:この仕事で磨かれるのは、あなたの“バンソウ力”!
たまふれあいグループ 在宅ケア研究会
在宅では、知識・技術を高めることよりも大切なものがある
ご家族、他職種との連携・・・・・・、基本は「コミュニケーション力」
見えないものを“見る”ために「観察・洞察力」を鍛える
現場で決めるのは、あなたです。対応を決定する「判断・決断力」
■Chapter4:ご家族から見えた、在宅看護師の価値とは
利用者さんのご家族
「家で一緒に過ごしたい」――仕事をあきらめず、かなえられた
看護師のリーダーシップのもと、家族みんなが一致団結
「それでいいんですよ」の一言に、やっと肩の荷が下りた
人との温かい関わりの中で、母らしく過ごせた時間
■Chapter5:地域の人々に寄り添う、最高の舞台に立とう
たまふれあいグループ代表 鈴木 忠
これからの在宅看護には“地域との連携”が欠かせない!
地域密着型だからこそできる、患者さんのQOL向上
どんな高い技術にも、ふれあいが生む連鎖は超えられない
地域医療を発展させていく鍵は、在宅看護師の存在
■おわりに
伴走し、伴奏し、伴送する。私たちと一緒にチャレンジしませんか