スリリングなワタリの世界へようこそ!
本書は「ワタリ」をテーマにした張栩九段渾身の詰碁集です。
ワタリといえば一般的に石同士を連絡させるくらいの印象ですが、実はもっと有用で奥深い技術でもあります。
使いこなせれば窮地を脱するシノギの妙手となり、華麗に敵を倒す必殺技にもなります。
収録している問題はどれもくせ者揃いで一筋縄にはいきませんが、その分解き終えた爽快感はたまりません。
ぜひ本書でスリリングなワタリの世界を堪能してください。
昭和55年(1980年)1月20日生。台湾台北市出身。林海峯名誉天元門下。
平成6年入段、15年九段。日本棋院東京本院所属。
総タイトル獲得数41。世界戦優勝(2005年)。史上2人目の七大タイトルグランドスラム達成(2010年)。
小林泉美七段は夫人。長女の張心澄初段、次女の張心治初段も含めて家族全員囲碁棋士。
詰碁作家としても有名で『張栩の詰碁―難しい詰碁を簡単に』(マイナビ出版)など著書多数。
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