2024年シーズン、新庄剛志監督率いる日本ハムファイターズが6年ぶりのクライマックスシリーズ出場を果たしました。
ついに花が開いたファイターズには、たくさんの若手選手の笑顔がありました。
野球が持つ楽しさと熱狂、カタルシスがありました。
何より、日本人が大好きな「若者や未熟な者たちの成長ストーリー」が随所にありました。
それは、旧時代のチームやリーダーの在り方を根本から変える新型リーダーが、このチームの中心にいることの、何よりの証拠でした。
ひるがえってビジネスの世界を眺めてみると、今、企業にとっても「チーム作り」は欠かすことのできない経営課題となっています。
マーケティングや販売方法、商品サービスの差別化だけでは、すぐさま競合に模倣され優位性がなくなる時代に、ヒット商品や高い営業結果を生み出し続けるのは、愛社精神が高く、仕事への熱量も高く、仕事を楽しむ社員たちがいる「エンゲージメント」が高いチームです。
そして、そんなチームを作るのは、経営陣ではなく現場のリーダー。
つまり、これからの経営環境では、エンゲージメントが高いチームを作ることができる現場リーダーこそが必要とされています。
そんな時代に「エンゲージメントを高めるリーダーシップ」を、お手本のように体現しているのが新庄監督です。
しかも、世の管理職を悩ませるZ世代である若手選手の育成に成功しています。
だから、こう提案します。
「新庄監督からチーム作りを学ぼう!」
この本で、新庄剛志監督の言動や一挙手一投足から「仕事を楽しみ、人が育ち成果も出るチーム作り」を学びましょう。
なぜ新庄監督は「優勝なんて目指しません」と言ったのか?
なぜ「BIG BOSS」と名乗ったのか?
なぜ選手に「頑張れ」と言わないのか?
なぜ「セコセコ野球」を目指したのか?
なぜ春季キャンプ前夜に花火大会を開くのか?
新庄ファイターズ3年の軌跡を、組織開発のプロの視点から読み解く、異色のチームビルディング入門書です。
【本書の内容】
第1章 令和型リーダーに必要な5つのCとは?
第2章 メンバーのやる気を引き出す「コモンパーパス」
第3章 スタッフの自主性を引き出す「コネクション」
第4章 安心と信頼を築く「コミュニケーション」
第5章 強みを引き出して伸ばす「コラボレーション」
第6章 良好な空気を作って回す「セレブレーション」
第7章 新庄監督はどうやって令和型のリーダーになったのか?