一七世紀に発生した近代自然科学はわれわれの精神にいかなる変化をもたらしたか。科学史的手法で「科学的唯物論」を批判し「有機体の哲学」を提唱する。
「哲学者」ホワイトヘッドの出発点にして、最も多くの人に読まれた代表作。全8回の白熱の「ローウェル講義」にもとづいて書かれた、科学史・科学哲学の必読文献。
〈解説〉中村昇
序
第一章 近代科学の起源
第二章 思想史における一要素としての数学
第三章 天才の世紀
第四章 十八世紀
第五章 ロマン主義的反動
第六章 十九世紀
第七章 相対性
第八章 量子論
第九章 科学と哲学
第十章 抽 象
第十一章 神
第十二章 宗教と科学
第十三章 社会進歩の要件