あげくの果てのカノン　1

もうイロイロ、内容が濃ゆすぎて、主人公に共感できるようできないような、他の人たちに共感できるようなできないような、すごいお話です！衝撃作

心が狂わされた作品です。
カノンの狂ったような、もう狂い崩れてしまったような、自分の心だけではもう置き場のないような恋が漫画から飛び出してきたように伝わってきました。
瞳の描写や表情の描き方が非常に素敵で、キャラクターの感情がダイレクトに伝わってくるため、自分の心もころころと踊らされました。

麒麟の川島さんがおススメしていたので読みました。
読んで良かったです。
自分では絶対に手に取らない作品でした。
サラッと進めていけます。心を動かされる事は、ありませんでした。

独特な世界観。歪だけど純愛。屈折している人向けかも？笑

恋とは、何なのか。先輩はきっと良い人なんかじゃなかったのに、みんな理想化した。かのんもその一人。でも希望の存在として大切にしたかったかのんと、希望に目を背けてきた先輩とが対照的だ。ガツンと心がうごされたら簡単には忘れられないし、忘れられるわけがない。正解は必ずしも幸せとは限らないことと、両思いに結婚したからといって幸せとはいえないことを考えさせられる。それでもやっぱり、人は恋におちてしまうのだ。