あらすじ幼少期、颯太はみんなのカリスマで綾人にとってもヒーローだった。…が、社会人の今、一転して颯太はうだつが上がらないくたびれたリーマンとなっていた。でも、それでいい…!むしろそれがいい…!他の誰も颯太の魅力に気づかないでほしい、颯太自身も自分の魅力に気がつかないでほしい。拗れた執着を抱く綾人が望むのは、そんな颯太が唯一のよるべとするのが自分だけ、という二人だけで完結した世界だったが――【フィカス】