あらすじ洪水などの撹乱を利用して更新してきた「水辺林」は、河川開発によってその貴重な更新機会の多くを失った。在来種が少なくなった水辺には外来樹種が侵入し、その伐採に多くの手間と時間が割かれている。豊かで健全な水辺環境を未来に残すためには、まず、水辺に生きる樹木たちがいかにして水辺環境を生き抜き、子孫を残すのかを知らなければならない。本書では、100点近いカラー写真とともに、個々の樹種の生態から水辺林保護のポイントまで、水域と陸域のつながりを取り戻すための理論と実践をやさしく解説します。