あらすじ平民の家に生まれたイエリー。 5歳の時、毒親の父と「ただ聞いているだけ」のゲームを始め、「口がきけないイエリー」となった。ギャンブル好きの父は借金を返すため、イエリーを「聴き手」として男たちに貸し始める。 男が好きという秘密を抱えたエイデン、クイズが大好きなレノン、人に言えない趣向の持ち主ブラッド。 3人の男は自分たちの話に真剣に耳を傾けてくれる彼女に、次第に好意を持つようになる。 しかし、ある日彼女は忽然と消え─再び姿を現したイエリーは、堂々とこう名乗る。 「私はフィーバー伯爵です」