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全巻(1-4巻 完結)

宵之草子 弐

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436
実力派作家・原田梨花が描く、残酷で美しい夜の童話。恋人との結婚を望んでいながら、問題だらけの家族に言い出せず悩んでいた友恵が頼ったのは、「桜内」という派遣社員。その人は黒々とした夜の底のような瞳で言った。「だったらこの匣を貸してあげる。この匣は人の醜い心を喰らってくれるの」。──恋だと言われ搾取され続ける女性、生まれついてさまよう者たちの当て処なき望郷…。出口のない人々の前に現れた「桜内」は人々が心の奥に沈めた暗い情念を暴き出す。抉り出された欲望が望んだ本人を飲み込み、やがて滅ぼしていく、耽美猟奇ミステリー。
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宵之草子の作品情報

あらすじ

実力派作家・原田梨花が描く、残酷で美しい夜の童話。恋人との結婚を望んでいながら、問題だらけの家族に言い出せず悩んでいた友恵が頼ったのは、「桜内」という派遣社員。その人は黒々とした夜の底のような瞳で言った。「だったらこの匣を貸してあげる。この匣は人の醜い心を喰らってくれるの」。──恋だと言われ搾取され続ける女性、生まれついてさまよう者たちの当て処なき望郷…。出口のない人々の前に現れた「桜内」は人々が心の奥に沈めた暗い情念を暴き出す。抉り出された欲望が望んだ本人を飲み込み、やがて滅ぼしていく、耽美猟奇ミステリー。

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