とろけるようなキスをされ、思わず身をゆだねそうになるが、ラズヴァンの手がセリナの太ももを撫で、思わずラズヴァンの唇を噛んでしまう。しかし、ラズヴァンは怒りもせず、不敵な笑みを浮かべるだけで……。――ラズヴァンの愛撫の嵐から逃げたものの、メイドからラズヴァンの功績を聞くセリナ。そんな中、街の貴族がラズヴァンがセリナに求婚したことについて噂しているのを耳にする。どの地でも、「誑かしの魔女」という汚名がついて回ることを痛感する。苦しむセリナの耳をそっと塞ぐラズヴァンだが、セリナは思わずラズヴァンに心無い言葉を投げつけてしまい……。――無実の罪で虐げられ続けた【追放聖女】と結婚のために手段を選ばない【騎士将官】の、淫らで切ない執着愛。