「エルさまっ、好きっ、好き」ギュッとしがみついて甘く震えれば、エルティミオ様も「ルーシェ、ルーシェ」と、何度も私の名前を呼びながら、一層激しく私の身体を突き上げる。死に戻りの悪役令嬢リナルーシェの逃亡劇は、王太子エルティミオの執着溺愛の前に幕を閉じた。愛の力で引き戻され、そして真実を知り、最高の幸せと絶頂にたゆたうリナルーシェ。最愛の子アルヴィンと共に、元悪役令嬢の王太子妃はヤンデレ王子から永遠に愛され続ける。「ふあ……大好き……愛しています……」微睡みの中、「私も愛してる」という優しい声が聞こえた気がした。ムーンライトノベルズ屈指の狂熱独占溺愛作、ここに完結!