「広睦くんはパーフェクトだ」――手芸雑誌編集部のバイト・広睦は勤め先のパーティーで美形の作家・奥住と出会う。男性しか愛せない性癖と体つきが華奢すぎるという広睦のコンプレックスを、奥住は独特なテンポの会話と価値観でからめとっていく。体格以外は平均的な社会通念を備えた広睦は軽い困惑に陥りながらも、そんな奥住に魅了されてしまう。衣装としか言いようのない洋服のプレゼント、豪華な食事、Hに至っては紳士的な口調でねっとりたっぷり攻められて、周囲の不安をよそに誕生したカップルは甘い蜜月を過ごしているかに見えたのだが…。