幼いころに神隠しにあい、土地神である”くじろ様”と出逢った清澄。両親に棄てられ祖父母に育てられた清澄は、くじろにも家族がいないことを知ると「くじろ様を嫁にもらう」と求婚し――清澄を気に入ったくじろは「大人になっても覚えていたら迎えに行く」と約束を交わす。それきり、青年になった清澄の前にくじろは訪れぬまま――育ててくれた祖父母も亡くなってしまう。天涯孤独になり村を出ようか迷っていた清澄だったが、突然紋付き袴を着たくじろがあらわれて――!?その上「嫁に来た」と言うわりに清澄のことを抱こうとする始末で――!《収録内容》◆『夜ごといとしい神様へ』1~5話◆描き下ろし11P◆電子限定描き下ろし漫画