「不良の聖地」と呼ばれる東京都・達川町(作品内での架空の街)で最強のチンピラと恐れられた九宝龍二(くぼうりゅうじ)。若い頃から喧嘩にあけくれ、素手では負け知らずだったが、ある日ヤクザと喧嘩になり、ピストルで頭を撃ち抜かれ死んでしまう。しかし神のいたずらか彼の魂は16歳の少年の体に乗り移ってしまう。しかもその体は、16年前に捨てた妻・沢渡涼子の息子、沢渡憂作(さわたりゆうさく)であった。龍二は憂作として第二の人生を歩み始めることになる。<目 次>#294 戦場の摂理#295 弱肉強食のこの世界で#296 終止符#297 ケモノの哀しみ#298 事の始末#299 男たちの結末#300 友#301 戦いは終わらない(第2章 完)#302 死線のプレリュード#303 失われた光#304 ノワールからの刺客#305 皆殺しの祭