「不良の聖地」と呼ばれる東京都・達川町(作品内での架空の街)で最強のチンピラと恐れられた九宝龍二(くぼうりゅうじ)。若い頃から喧嘩にあけくれ、素手では負け知らずだったが、ある日ヤクザと喧嘩になり、ピストルで頭を撃ち抜かれ死んでしまう。しかし神のいたずらか彼の魂は16歳の少年の体に乗り移ってしまう。しかもその体は、16年前に捨てた妻・沢渡涼子の息子、沢渡憂作(さわたりゆうさく)であった。龍二は憂作として第二の人生を歩み始めることになる。<目 次>#33 櫛渕狩り#34 両雄ふたたび#35 激情のはてに#36 虚しき戦い#37 最後の一撃は#38 長瀬の一撃は#39 久宝翔二<1>#40 久宝翔二<2>#41 ガキ…#42 母親の意地・男の意地#43 危険な賭け#44 殺意の証明