あらすじ走ることは、生きることだ! 会社人生も一段落。役職定年で上下のプレッシャーからも解放された。とはいえ、職場では年下上司に向き合わなければならず、家庭では親の介護という問題も出てきた。将来への不安もある。会社人生一筋のキャリアとは違うストレスにどう向き合えばいいのだろう。靴箱の奥から使い古しのジョギングシューズが出てきた。職場の近くを走っていたのは30代だった。健康には自信があるが、本格的なスポーツは、とんとごぶさただ。ちょっと走ってみるか。でも今からでも走れるだろうか。どうせ走るのならば、たんなるジョギングではなく、自分のはげみになるようなランニングをしたい。では何のために? どんな目標で? 走ることで生活と人生を整えるために。残りの人生を前向きに生きるために。本書は、身近な趣味として定年前から始めるランニングの入門書であり、中高年のための生き方本だ。