ここに収録された古今東西の偉人話は有名・無名を問わず、いまでも感動を呼び覚ます。そこには忠義や礼節だけでなく、合理的精神や国際性・博愛・公共心を尊ぶものも少なくない。本書は五回にわたる改訂によって取り上げられた人物の変遷を時代背景から分析、近代日本が必要とした「立派な人」とは何かを探り、代表的偉人伝を再読しながら、「偉人伝」の本質に迫る。
新字新かな、大活字により
代表的偉人伝を復刻
目次と取り上げた偉人
はじめに 国民皆教育と修身教育
第一章 正直と誠実
ワシントン、広瀬武夫、松平信綱、林子平、加藤清正、浅野長政、リンコルン(リンカーン)
第二章 礼儀・規律・感謝
細井平洲、久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤東涯、貝原益軒、西郷隆盛、橋本佐内、藤田東湖、
春日局、松平定信、ソクラテス、渡辺登(崋山)、ダゲッソー、永田佐吉、忠犬ハチ公、高台院(ねね)
第三章 立志と勤勉
豊臣秀吉、野口英世、本居宣長、賀茂真淵、リンコルン(リンカーン)、新井白石、伊能忠敬、二宮金次郎、渡辺登(崋山)、勝海舟
第四章 克己と自立
乃木希典、、二宮金次郎、渋澤栄一、コロンブス、木村重成
第五章 勇気と責任
間宮林蔵、リンコルン(リンカーン)、勝海舟、高田屋嘉兵衛、若狭のおなつ、、広瀬武夫、佐久間艇長の遺書、ネルソン提督
第六章 倹約・清廉・節制
徳川光圀、、岩谷九十老、上杉鷹山、二宮金次郎、小島蕉園、乃木希典、伴信友
第七章 合理精神と発明発展
徳川家康、藤井懶斎、伊能忠敬、ジェンナー、井上でん、田中久重、上杉鷹山、伊藤小左衛門、太田恭三郎
第八章 家族愛・友情・博愛
二宮金次郎、楠木正成、楠木正行、渡辺登(崋山)、吉田松陰、新井白石、岡島石梁、木下順庵、瓜生岩子、水夫の虎吉、ナイチンゲール、宮古島の人々
第九章 公共心と国際性
徳川吉宗、、粟田定之丞、毛利元就、五人の荘屋(栗林次兵衛、本松平右衛門、山下助左衛門、重富平左衛門、猪山作之丞)、吉田松陰、高杉晋作、久坂玄瑞、中江藤樹、布田保之助、フランクリン
第十章 教育勅語が描いた理想