熱砂の女王 獅子の妻(前編)

【本作品は同人誌となります】熱砂の国の第一王女『ネロー』は王宮を攻め落とした反乱軍「渇きの民」族長、『レグルス』を夫として迎え入れた。父の仇であるはずの男の誠実さに、ネローは次第に心をゆるしていく。女王は、城の中のいびつな人間関係とかつて王家が行ってきた罪を知ることになるーー。登場人物「渇き」の長レグルス　王宮に攻め込んだ王都の外に住む「渇き」の民の長。一の戦士。無口で思慮深く、同郷のものからの信頼が厚い。「熱砂の国」第一王女ネロー水を導くと言われる黄金の髪と水の瞳を持った王位継承者。務めの日以外は後宮に閉じ込められていた。「渇き」の二の戦士　キツネレグルスに絶対の信頼を置かれる「精霊憑き」。過去に起こった事件から王族を憎んでおり、ネローのことを心底嫌悪している。従士　イオルポロニスに献身的に付き従う少年従者。華奢で色白い。周囲には性別を偽り、親子ほど年の離れたポロニスの情婦となっている。登場人物2水の祭司　ポロニス熱砂の国で王に次ぎ権力の強い「水の祭司」。ネローの叔父。孤児院を経営しており、穏やかで民からの評価が非常に高い。裏の顔があるようだが…?財務司　ギュリア軍将司に次ぐ三番目に権力の強い「財務司」。派手好きで気が強い女性で、兄妹であるポロニスの言うことに追従する。■総ページ数:135ページ