あらすじ愛する弟妹たちと死別した亜希、突然彼女の前に弟妹たちに会いたくないかと問いかける正体不明の女性が現れる。その声について行くと、いつの間にか小説『もっと大きな幸せ一つ』に登場する不運なメルヘンとして目覚めてしまう・・・メルヘンは子供を流産しただけでなく、夫が一時愛した女性の子供たちまで育てなければならない不幸な女だった。そんな女に憑依した亜希は、思いもよらずその子供たちが自分の死別した弟妹たちであることに一目で気づく。果たして彼女はメルヘンが抱える絶望の記憶を乗り越えて、夫や子供たちと幸せに過ごせるのか?