極彩の家(9)

既刊(1-11巻)

極彩の家(9)

4.6
14
670
卒業の年を迎える紅(くれない)。親の都合で決められた政略結婚を前に、自身の将来に向けた覚悟をする。その決意を胸に紅は最後の色納め役に臨む……。時を同じくして、烏羽は極彩寺が壁画絵師を募集すると聞きつけ、ルカに来てほしいと考えるが!? 凛と燃える想いが胸を打つ、リリカル・ファンタジー!
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あらすじ

卒業の年を迎える紅(くれない)。親の都合で決められた政略結婚を前に、自身の将来に向けた覚悟をする。その決意を胸に紅は最後の色納め役に臨む……。時を同じくして、烏羽は極彩寺が壁画絵師を募集すると聞きつけ、ルカに来てほしいと考えるが!? 凛と燃える想いが胸を打つ、リリカル・ファンタジー!

極彩の家のレビュー

  • オリーブさん
    5.0

    和風なのに横文字名称の異世界ファンタジー

    設定が面白いファンタジーです。
    東洋でも西洋でもない世界の中、王様が統治する国が場面。
    16才迄の性別が無い特殊な子供達=特殊な髪と瞳の色を持つ子が稀に生まれる。
    髪の毛から染料を得る為に、特殊な髪の毛を持って生まれたら、子供達は寺に預けて育成される法律を国が制定している。
    寺で子供達は管理されながら生活する。親元を離れる時、親に報酬が与えられる。
    断髪すると粉々になって染料になる。国の制度に従い、断髪式で髪の毛の染料を作り寺が斡旋する。
    読経すると髪の毛の美しさが増す。手入れすると、断髪後の染料の質が上がる。
    16才ごろに子供達は性別が分かれて成人する、それまでは男でも女でもない。
    性別が分かれると髪の毛が染料に変化しなくなり、寺を卒業して結婚する。
    ・・といった感じでしょうか。
    彩と四季の植物について語られる空想世界の絵本といった感じです。
    えろグロや残酷なシーンが無いので、絵本の代わりに子供が読んでも良いかもしれません。
    カラーページが少ないのが残念ですが、最初のカラーページでイメージを掴めば、白黒ページでも脳内再現できます。
    ビッケさんが書く子供達の描写は、ラフなようで、骨格のデッサンがしっかりしているので見苦しくなく綺麗で好きで、揃えています。
    半額クーポンが付与されたので、全巻揃えて楽しむ予定です。

    2020/06/22
  • ブドウさん
    3.0
    特殊な生まれ持った特質の子達の繊細な話が好きで読んでます
    地震や周囲の目まぐるしく変わる環境に対応していく様子が心情とともに描かれていて読み込んでしまいます
    髪を大事に扱う場面が一番好きです
    2020/02/05
  • みつばち
    4.0

    すごい世界観。

    今までにない世界観だと思います。
    私は、たくさんマンガを読んだり
    映画や海外ドラマも観てきましたが、
    初めての世界観でした。

    もしかしたら、宇宙のどこかに
    このような人達が居たのかもしれない
    と思いたくなりました。
    2019/04/04