『偏愛獅子』シリーズ、第4弾!すれ違いを乗り越え、婚約者となったヒト族オメガの大谷夕侑(おおたに ゆう)と獅子族アルファの御木本獅旺(みきもと しおう)。結婚準備のため忙しくも幸せに過ごすなか、夕侑は、獅旺が密かに孤児である彼の両親について調査をしていたと知る。初めて知る両親のこと、そして愛する番に秘密を持たれていたこと。夕侑はショックで家を飛び出し、獅旺に黙って自ら両親を知るため母の出身地へと向かう。そこで突き付けられた真実は、さらに夕侑を打ちのめすが……。「――お前は、俺のために生まれてきたんだよ」“運命の番”である獅旺との結婚を前に明かされる、夕侑のルーツ。誰からも愛されずに生きていた夕侑が見つけた、最上の愛と幸せは――。