大学に通いながら、地方局でアシスタントをしていた。報道カメラマンの八坂さんは、すぐ怒るしこだわり強いしおっかないけど、カメラを扱う手だけは凄く丁寧で。あの手に触れられたい───…気づいたらそればっかり。就職が決まり、バイトを辞めることになった日、告白できずにいる私に八坂さんがくれた一冊の小説。その本をパラパラとめくると、そこには私の写真が挟まれていた。「ずっと、好きでした!…お返事は大丈夫です、ただ伝えたかっただけなので…。」「それでいいの?…今から、そっち行ってもいい?」片想いだと思っていた強面カメラマンとの甘々セックスが始まる───…※本作は炉端、THE猥談の個人誌作品の電子書籍版となります。【24ページ】