あらすじここはある妖精の御伽噺が残るフィルズ王国。地味、無表情、愛想なし……影の令嬢と呼ばれる子爵令嬢ディアンテ・アールトンは婚約者のフィリップとサムドラ公爵家から虐げられていた。家族を守るために耐えていたが、卒業パーティーで婚約破棄を言い渡される。その危機を、ずっと避け続けていた王太子のアルフレッドに救われてしまう。ディアンテはアルフレッドから逃げるためだけに、ずっと影の令嬢を演じていたのだ。「君と目が合った瞬間、すべてを思い出すことができた」アルフレッドが捧げる重くて一途な執着愛から逃げられない……!