暴力と無法がまかりとおる恐怖の領域《私立東凱高校》。姿 強平はその真っ只中を、父親が授けた学ランを身にまとい敢然と登校する。しかし、学校を支配する生徒集団《東凱グループ》が反乱分子を見逃すはずもなかった。拳法の使い手「一年番の鹿島」、鎖を暴風のように操る「チェーンの錠次」、ダイヤモンドより硬い剛拳の「ダン・九十九」など、名だたる猛者が次々にあらわれ、強平を標的に定める。強平は必勝の拳法「気功拳」をもって彼らに相対し生き延びるが、あろうことか「準幹部・高嶺」は「気功拳」を熟知していた。彼とまったく同質の闘気をまとい、おそるべき技「劈掌千陰殺」を放ってくる。あやうし、強平。兄弟弟子の命を賭けた同門対決は、いずれに軍配があがるのか!? そして盲目隻腕の生徒・十文字啓介が登場し、学園の緊迫した勢力図があきらかに……。血湧き肉踊る熱き漢のシリーズ第2巻(全20巻)!