基本は不真面目、しかし悪ふざけなら一生懸命。幼馴染みの中川小夏は嫌いじゃないが、特異体質ゆえに女性全般に近寄れない。そんな矛盾と破綻の塊のような男…その名も財津音次郎。リーダーなんて柄ではないが、これでも一応「爆風隊」の隊長。彼の行く先歩く先、かならず騒動が起こるのだった。巨大組織との死闘もひと段落し、音次郎の学園生活はふたたび絶好調。借りを作ってしまったレスリング部に飛び入り参加、奇想天外な戦いぶりを見せてくれる(第72話「マットがオレを呼んでいる」より)。しかし、いいことばかりとは限らない。凄腕の剣術使いにして爆風隊きってのクールガイ・九鬼新吾の修行にくっついて行った音次郎は、かつてない強敵を相手にすることになる(第78話「陽炎寺の怪」より)。やさぐれたリーゼントの少女・銀子も登場し、夏合宿はより熱く、スピーディな展開に…。熱き不良コメディーの名作、第9巻(全10巻)!