サングラスに嵌まった黒い遮光レンズの奥で、彼の瞳に何が映り、何を考えているものか……。恐らく、なんにも考えてはいない! 不真面目な駄目刑事・花見 彦九郎はそういう男だ。自称「警視庁の王子様」、おもしろおかしく事件解決。真面目なエリート刑事・立花剛介はそんな彦九郎に三度挑み、いずれも完膚なきまでに負けていた。だが立花家は武士の血筋、敗者・生き恥・切腹、の三段論法がまかりとおる。父親に叱咤激励され、背水の思いで必勝を誓った剛介は、剣による果し合いを挑む。といっても相手は彦九郎、シリアスな決着は望めないかも…。はたして、決闘まで持ち込めるのか? 新旧のキャラクターが入り乱れ不条理ギャグが冴え渡る第5巻(全6巻)!