地球の裏側ブラジルから、亀をお供に日本へとやって来た少年。その名は「地蔵河原作左衛門(じぞうがわらさくざえもん)」なのだが、長すぎるので「ザック」と名乗っている。腕っぷしには自信があり、強敵を見ると闘わずにはいられない。入学早々、ボクシング部のエース・氷石とコブシで語り合い敗れたザックは、2週間の猛特訓をこなしリターンマッチに臨んだ。すさまじい死闘の末、氷石をマットに沈めたザックだが、早くも翌日に新たな敵が現われる。リングを血に染め、ボクシング部を壊滅させた謎の男たちは、敵意をみなぎらせて襲いかかってきた。一味を率いる不気味な少年・白川ユダの目的は? 蛇を思わせる冷酷な眼光と不死身の肉体が、ザックの命をおびやかす。小さな亀ペムが友を庇おうと飛び出すが、白川の毒牙は容赦を知らず……。相次ぐ試練と、過酷をきわめるデスマッチ。血沸き肉踊る前人未踏の熱闘コミック、第2巻(全4巻)!