【あらすじ】風呂無しトイレ共同のボロアパートに住む葉山留那は実家が貧乏なうえ弟が病気がちで、バイトで実家への仕送りをしている勤労学生の生活を送っていた。そんなある日、いつも行っていた銭湯が臨時休業になり困っていたところに公園の隣で営業している銭湯『桃の湯』を見つけ立ち寄る。しかしそこはゲイ御用達のハッテン場として有名な銭湯で……?やたらと0距離で接触してくる男たちに留那の運命は――。【登場人物】・葉山留那(はやま るな) 大学2年生 受実家が貧乏なうえ弟が病気がちで、バイトで実家への仕送りをしている勤労学生。名前と中性的な容姿にコンプレックスを抱いており、女性に間違えられるとムキになる。本人は硬派で漢っぽく振る舞おうとしている。口が悪く、わりとキレがち。・J(ジェイ) 銭湯の番頭 攻その1二十代半ば。桃の湯で番頭のバイトをしている、パリピ風の馴れ馴れしいチャラ男。好みの客が来ると仕事を放棄しては絡みに行き、セフレ作りに精を出しているが、しょっちゅうオーナーに見つかりボコられている。本名は二郎だがJと名乗っている。・赤江(あかえ) 銭湯の客 攻その2二十代後半。ガチムチのトレーナー。筋トレと男が大好き。筋肉を見られると興奮するナルシスト。マッチョのクセに粗チンだが、何故か隠さず堂々と晒している。・ルカ留那の弟。中学生。病弱で入退院を繰り返している。